学部学科 | 仏教学専攻 | ||
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科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | 円頓戒思想史Ⅰ | ||
担当教員 | 杉江 幸彦 | ||
単位 | 2 | ||
開講時期 | 春学期 | ||
成績評価の基準 | 期末又は講義中に簡単なレポート提出 (50%)。受講態度、発表回数等を重視した評価 (50%)。 | ||
教科書 | 『梵網経』石田瑞麿 大蔵出版刊 | ||
参考文献 | 講義中に必要な資料を配布、他に適時資料紹介。 | ||
授業方法 |
授業概要 | 法脈相承(加行)における円頓戒の思想的背景を探り、以て戒脈相承の意味を知ってもらう。大乗戒から円頓戒に発展する戒律観のプロセスを概括的に講義する。 いはゆる黒谷継承のうち、叡空上人、法然上人、西山上人へと展開する戒律観を理解し、西山流での円頓戒とは如何なる意味合いを持つものかを知ってもらいたい。 敷いては西山教義との関わりにも言及したい。 |
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授業計画01 | 授業計画 |
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1 | 戒律とは何か 戒学の基礎 | ||
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2 | 戒学を学ぶ意味 |
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3 | 釈尊時代の教団生活 |
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4 | 戒学の推移① 釈尊時代 |
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5 | 戒学の推移② 部派時代 |
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6 | 戒学の推移③ 大乗興起と大乗戒 |
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7 | 戒学の推移④ 円頓戒の成立 |
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8 | 『梵網経』と三聚浄戒 |
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9 | 受戒の方法と戒脈 |
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10 | 大乗戒と円頓戒との差異 |
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11 | 善導大師における人間観と戒の位置 |
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12 | 法然上人における人間観と戒の位置 |
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13 | 西山上人における人間観と戒の位置 | ||
14 | 西山流 (派) の戒律観 | ||
15 | 当授業の主たる課題の再講とまとめ |
注意事項等 | 受講生の習熟度により進行により、遅速・順逆前後する場合がある。 出席、予習・復習には心がける。読み書きの習慣をつける。 |
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