学部学科 | 仏教学専攻 | ||
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科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | 宗典講読Ⅰ | ||
担当教員 | 髙城 宏明 | ||
単位 | 1 | ||
開講時期 | 春学期 | ||
成績評価の基準 | 1.成績評価の方法 受講者への教科書配分による課題を課します。(学期中3回程度)学期末の定期試験時にはレポートを課します。 2.成績評価基準・評価の配分 教科書課題は「往生論註」の正確な読解を求めるもの、学期末のレポートは授業後の更なる研修を評価します。 定期試験70% 平常課題30% | ||
教科書 | 「易行品・浄土論・往生論註ノート」永田文昌堂 | ||
参考文献 | 特になし。 | ||
授業方法 |
授業概要 | 【授業の概要】インド、中国、日本の浄土教において、その祖師とされる人師は数多いが、この授業は浄土教各祖師の著作を通じ、その思想を探ることを目的とする。授業では、これらの祖師の中、中国浄土教の祖師曇鸞大師をとりあげ、その著作、「往生論註」を講読する。「往生論註」はインドの世親の「無量寿経優婆提舎願生偈」、略して「往生論」あるいは「浄土論」に対する註釈書で、上下2巻からなる。内容は同じくインドの龍樹の著作である「十住毘婆沙論」易行品の難易二道に基づく易行道を強調し、たとえ十悪、五逆等の極悪人であっても阿弥陀仏の本願に依る救済、往生が成立することを明らかにしている。 【到達目標】「往生論註」の講読を通じた曇鸞教学の基本理解 |
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授業計画01 | 授業計画 |
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1 | 授業の概要 曇鸞略伝及び世親の「無量寿経優婆提舎願生偈」について |
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2 | 「往生論註」上巻講読① 龍樹「十住毘婆沙論」による教判論① | ||
3 | 「往生論註」上巻講読② 龍樹「十住毘婆沙論」による教判論② | ||
4 | 「往生論註」上巻講読③ 「往生論」の構成理解 | ||
5 | 「往生論註」上巻講読④ 「往生論」偈頌第1行内容 | ||
6 | 「往生論註」上巻講読⑤ 「往生論」偈頌第2行内容 | ||
7 | 「往生論註」上巻講読⑥ 「往生論」偈頌 観察門理解① | ||
8 | 「往生論註」上巻講読⑦ 「往生論」偈頌 観察門理解② | ||
9 | 「往生論註」上巻講読⑧ 「往生論」偈頌 観察門理解③ | ||
10 | 「往生論註」上巻講読⑨ 「往生論」偈頌 観察門理解④ | ||
11 | 「往生論註」上巻講読⑩ 「往生論」偈頌 観察門理解⑤ | ||
12 | 「往生論註」上巻講読⑪ 「往生論」偈頌 観察門理解⑥ | ||
13 | 「往生論註」上巻講読⑫ 「往生論」偈頌 観察門理解⑦ | ||
14 | 「往生論註」上巻講読⑬ 「往生論」偈頌 観察門理解⑧ | ||
15 | 「往生論註」上巻講読⑭ 「往生論」偈頌 回向門理解 |
注意事項等 | 教科書「往生論註」原文の割り当てをもとに「語句・熟語の意味」、「全文の通釈」など、課題に沿って順次発表する形式をとるので十分な予習をもって授業にのぞむこと。 |
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