学部学科 | 仏教保育専攻 | ||
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科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | 子どもの保健Ⅱ | ||
担当教員 | 106 | ||
単位 | 2 | ||
開講時期 | 秋学期 | ||
成績評価の基準 | 学期末の定期試験60% (定期試験は100点満点) 平常点40% (授業への取り組み・態度、毎回提出のリアクションペーパーの内容などで判断) | ||
教科書 | 服部右子・大森正英編 『図解 子どもの保健Ⅰ 改訂版』 みらい | ||
参考文献 | 特になし | ||
授業方法 |
授業概要 | 本講義では、保育者としては心得ねばならない子どもの健康と安全に関する基礎知識を学習する。保育現場では、子どもの怪我、身体の不調などは日常的に起こり得るため、その処置、対策を現時点で習得する必要がある。本講義の内容を正しく理解することで、保育者として現場に出た際に常に適切に対応し、子どもの心身を守れるようになることを目的とする。具体的な到達目標は以下の通りである。
(1)子どもの精神・こころの健康を学び、子どもの言動に注意し、その場に即した適切な対応ができるようになること。
(2)子どもに多い症状を知り、保育現場での園児の体調不良に対して素早く、適切な判断と行動ができるようになること。
(3)子どもに多い病気を知り、各種疾病、あるいはその疑いがある園児への適切なサポートと対処の仕方を習得すること。
(4)子どもによる事故と安全管理を学び、安全な環境を常に保ち、作り出せるような視点を持てるようになること。
(5)子どもによる事故と安全管理を学ぶことで、園内の事故を未然に防ぐための方策を具体的に考えられるようになること。また事故が起きてしまった際は、適切な対応ができるようになること。 |
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授業計画01 | 授業計画 |
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1 | 本講義の概要(受講上の諸注意含む)と目的 / 子どもの精神・こころの健康① 習癖障害 心身症 チック 吃音 緘黙 |
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2 | 子どもの精神・こころの健康② 分離不安(登園拒否) その他 |
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3 | 子どもの精神・こころの健康③ 児童虐待の定義 児童虐待の概要 |
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4 | 子どもの精神・こころの健康④ 児童虐待への対策 |
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5 | 子どもに多い症状① 子どもの健康状態の把握・観察 |
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6 | 子どもに多い症状② 循環機能 顔色・排泄物の観察 |
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7 | 子どもに多い症状③ 主な症状と対処法[1](発熱・熱性けいれん・咳と鼻汁・発疹) |
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8 | 子どもに多い症状④ 主な症状と対処法[2](下痢・便秘・嘔吐) |
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9 | 子どもに多い疾病① 先天性疾患 新生児の疾病・異常 |
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10 | 子どもに多い疾病② 感染症 | ||
11 | 子どもに多い疾病③ その他 |
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12 | 子どもによる事故と安全管理① 子どもが起こす事故の特徴 安全管理と安全教育 | ||
13 | 子どもによる事故と安全管理② 応急処置の仕方[1](創傷・出血・捻挫・脱臼・骨折) |
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14 | 子どもによる事故と安全管理③ 応急処置の仕方[2](熱傷・熱中症) | ||
15 | 子どもによる事故と安全管理④ / 授業全体の振り返り(補足説明など) |
注意事項等 | 講義の理解状況を把握し、また講義内容を習得できるようにするために、毎回の講義でリアクションペーパーの作成と提出を求める。各受講生が、自分自身の「子ども期」を振り返りながら受講すること。 |
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