学部学科 | 仏教保育専攻 | ||
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科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | 図画工作Ⅱ | ||
担当教員 | 123 | ||
単位 | 1 | ||
開講時期 | 秋学期 | ||
成績評価の基準 | 受講ノート20%、作品・発表内容20%、保育案20%、レポート20%、授業ノート20% | ||
教科書 | 松岡宏明『子供の世界 子供の造形』三元社、2017、1700円+税 | ||
参考文献 | 槇英子『保育をひらく造形表現』萌文書林、2008、2300円+税 | ||
授業方法 |
授業概要 | ■講義概要 保育所保育指針・幼稚園教育要領の領域「表現」について詳細に考察し、幼児の未分化な表現とその指導についての理解を深めます。幼児の造形作品を分析・鑑賞したり、幼児の造形に関する研究に触れたりすることを通して幼児理解を進めるとともに、幼児と造形の関わり及びその活動の意義を学び、併せて基礎的指導力を養います。また、描いたり、つくったり、みたりする活動を通して、互いの「違い」の面白さに気づき、色や形を介してのコミュニケーションの意義を認識します。加えて、その過程を通して自ら創造する喜びを味わい、保育者に必要とされる豊かな感性を自己の中に育てます。 ■到達目標 ・5 領域の中の「表現」の位置づけ、その目標と内容について理解します。 ・幼児特有の表現過程を追体験することを通して、未分化な幼児期の表現を理解し、表現をトータルに捉えて指導することの重要性及び具体的指導方法について把握します。 ・特に幼児の造形について4つの側面(発達的、特徴的、心理的、美的)からアプローチし、幼児の表現を受容、共感、反応していくことの重要性について理解し、保育者としての基礎的姿勢と基本的指導技術を身につけます。 |
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授業計画01 | 授業計画 |
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1 | オリエンテーション |
2 | 見立て遊びからの表現活動(見立て遊び・発想・表現) |
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3 | 見立て遊びからの表現活動(見立て遊び・発想・表現) | 4 | 見立て遊びからの表現活動(中間鑑賞会) |
5 | 見立て遊びからの表現活動(チーム活動 1) | 6 | 見立て遊びからの表現活動(チーム活動 2) |
7 | 見立て遊びからの表現活動(チーム活動 3) | 8 | 見立て遊びからの表現活動(発表1) |
9 | 見立て遊びからの表現活動(発表2) | 10 | 幼児が初めて出会う芸術(表現)としての絵本(造形) |
11 | 幼児が初めて出会う芸術(表現)としての絵本(言語) | 12 | 絵本からの表現活動(発想・構想) |
13 | 絵本からの表現活動(保育案作成) |
14 | 絵本からの表現活動(模擬保育実践と相互評価1) |
15 | 絵本からの表現活動(模擬保育実践と相互評価2) |
注意事項等 | 幼児の未分化な表現を豊かに引き出すにあたって、指導者自身が描いたり、つくったりする力量はむしろ必要ではありません。幼児の世界観を理解し、受容し、反応する力、言い換えると“鑑賞する力”こそが必要なのです。ともに幼児の素敵な世界を覗きにいきましょう。そして仲間と一緒に表現することの楽しさを味わっていきましょう。魅力ある先生への第一歩となるでしょう。 |
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