学部学科 | 仏教学専攻 | ||
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科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | 東アジアの経済 | ||
担当教員 | 藤田 和孝 | ||
単位 | 2 | ||
開講時期 | 春学期 | ||
成績評価の基準 | 平常点100%, 講義期間中にレポートを提出してもらう。授業中の積極的な発言も評価する。 | ||
教科書 | 指定しない。 | ||
参考文献 | 八代尚宏『反グローバリズムの克服』新潮選書,2014 | ||
授業方法 |
授業概要 | アジア諸国は,経済的側面においても日本と密接な関わりを持っています。この講義では,まずアジア諸国の経済発展の歴史を概観したうえで,WTOによる国際的な貿易の枠組みとアジア経済の位置づけを学びます。 アジアの経済発展は,輸出主導で経済発展したと言われています。近年は,さまざまな自由貿易協定(FTA)が注目されていますが,これらはWTOの枠組みの中での協定にすぎません。さらに本講義では,WTOの仕組みを理解したうえで,製造業や流通業の視点からもアジア経済を見ていきます。 東アジアといえば,日本,中国,台湾,韓国ですが,フィリピンなどの東南アジアにも触れます。 |
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授業計画01 | 授業計画 |
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1 | アジア経済を学ぶ意味,授業の全体の流れなど |
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2 | 経済発展における政府の役割-政府主導か民間主導か- |
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3 | アジア経済発展のメカニズム-輸出主導型経済成長- |
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4 | 国際通貨制度とアジア通貨危機 |
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5 | 製造業から見たアジア経済-グローバルサプライチェーンとTPP- |
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6 | 流通業から見たアジア経済-百貨店・コンビニのアジア進出- |
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7 | 物流網から見たアジア経済-鉄道網,道路網,港湾整備- |
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8 | 貿易商品から見たアジア経済 |
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9 | 世界貿易機関(WTO)による貿易の国際的枠組み |
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10 | アジア経済の発展と自由貿易協定(FTA) | ||
11 | 中国とのサービス貿易・知的財産貿易 |
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12 | ASEAN諸国の経済発展とアジアの貧困-地主制度,グラミン銀行など- |
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13 | 地域経済研究①-中国経済の現状- |
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14 | 地域経済研究②-台湾経済の現状- |
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15 | 地域経済研究③-韓国経済の現状- |
注意事項等 | アジア諸国の経済発展は,貿易抜きには語れません。国際経済の講義と並行して受講することを薦める。 講義の後は時間に余裕があるので,捕まえてほしい。 E-mailで講義の感想や質問も受けます。 |
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