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日中文化交流史 - 講義詳細
学部学科 | 仏教学専攻 |
科目種別 | 専門教育科目 |
科目名 | 日中文化交流史 |
担当教員 | 吉井 和夫 |
単位 | 2 |
開講時期 | 春学期 |
成績評価の基準 | レポート 50%、発表 30%、受講態度 20% |
教科書 | 必要に応じてプリントを用意する |
参考文献 | 参考文献は多岐にわたるので、そのつど授業中に指示する |
授業方法 | |
授業概要 | 日本と中国のあいだの文化交流は、その長い歴史にともなって、幅ひろく奥ふかいものとなっていった。この授業では、まず基礎的な知識としてそれぞれの歴史や地理的な理解を深めるところから始め、その後、身近な言葉や食べ物から、行事、宗教、芸術に至るまで、さまざまな分野におよぶ交流の歴史をたどってゆきたい。これによって日本人学生は、長年にわたって影響を受けてきた中国の文化に対する理解を深め、一方留学生は、現在学んでいる日本の文化が、どのように受容と変化を繰り返して現在に至ったかについて考えるきっかけとしてほしい。 |
1 | 授業計画とそのねらいについて |
2 | 日中の歴史と相互の交流の始まり |
3 | 文字についてⅠ(漢字はいかに作られ、どのように変化していったか) |
4 | 文字についてⅡ(ひらがな・カタカナはいかに作られ、どのように変化していったか) |
5 | 食べ物についてⅠ(食文化の基本である穀物について考える) |
6 | 食べ物についてⅡ(麺文化の多様性とこれから) |
7 | 飲み物についてⅠ(酒が生んだ多彩な文化について考える) |
8 | 飲み物についてⅡ(茶が薬から嗜好品へと変化し、茶道を生み出すに至るまで) |
9 | 行事についてⅠ(悠久の時間の流れを区切る暦の存在と、そこから生み出された行事について) |
10 | 行事についてⅡ(日本と中国で行われている行事の共通点と相違点について) |
11 | 祭りについてⅠ(節句に込められた人々の意識について考える) |
12 | 祭りについてⅡ(京都の三大祭に込められた町衆の意識について考える) |
13 | 書物についてⅠ(中国の正史が日本の歴史書に与えた影響について考える) |
14 | 書物についてⅡ(書物の受容に欠かせない辞書・辞典がいかに生み出されたかについて考える) |
15 | 学期のまとめ |
注意事項等 | この授業では口頭発表の機会が設けられるので、積極的に申し出てほしい。また担当時間以外でもしっかりと下調べをし、問題意識をもって受講すること。 |
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