学部学科 | 仏教学専攻 | ||
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科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | 天台学概論Ⅱ | ||
担当教員 | 小山 昌純 | ||
単位 | 2 | ||
開講時期 | 秋学期 | ||
成績評価の基準 | 筆記試験(『天台四教儀』の内容についての記述試験)100% | ||
教科書 | 関口真大校訂『天台四教儀』山喜房仏書林 1944円 (税込み) | ||
参考文献 | ①稲葉円成『天台四教儀新釈』法蔵館(昭和28年復刊)②山口光円『天台概説』法蔵館(昭和42年)③河村孝照『天台学辞典』国書刊行会(平成2年5月)④横超慧日『法華経序説』法蔵館(昭和37年再版) | ||
授業方法 |
授業概要 | 本講座は、高麗の沙門、諦観(たいかん)が著した『天台四教儀』を通して、天台学の基礎を講義するものです。『天台四教儀』は江戸時代に天台学を学ぶ入門書として盛んに読まれ、多くの注釈書が作られました。本講座(後期)では、『天台四教儀』の中から、化法四教(特に三蔵教)を解説します。これにより仏教の世界観や煩悩論などの基礎的知識が身に付きます。 |
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授業計画01 | 授業計画 |
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1 | 三蔵教について | ||
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2 | 三蔵教ー四諦ー |
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3 | 苦諦ー六道の輪廻(地獄・畜生・餓鬼)ー |
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4 | 苦諦ー六道の輪廻(阿修羅・人・天)ー |
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5 | 集諦ー煩悩論(見惑と思惑)ー |
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6 | 集諦ー煩悩論(見惑と思惑)ー |
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7 | 滅諦と道諦(三十七道品) |
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8 | 三十七道品ー四念処と四正勤・四如意足・五根・五力・七覚支・八正道ー |
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9 | 四種の四諦 |
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10 | 三蔵教の修行僧ー声聞ー |
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11 | 声聞の修行の階位(外凡位・内凡位・聖位) |
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12 | 声聞の修行の階位(外凡位・内凡位・聖位) |
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13 | 縁覚と十二因縁 |
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14 | 独覚と菩薩 |
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15 | 三蔵教を振り返って |
注意事項等 | 諸君の一生のうちで、天台学を学ぶ機会は、何度訪れるであろうか。もしかすると、これが唯一の機会かもしれない。どうかしっかりとした心持ちで受講してもらいたい。 |
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