学部学科 | 仏教保育専攻 | ||
---|---|---|---|
科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | 子どもの健康と安全 | ||
担当教員 | 川原 妙 | ||
単位 | 1 | ||
開講時期 | 秋学期 | ||
成績評価の基準 | 1. A4用紙1/4程度のリアクションペーパー(毎回)...15% / 2. 演習/アクティブラーニングへの積極的な参加...10% / 3. 課題提出物の提出...25% / 4. 定期試験...50% | ||
教科書 | 鈴木美枝子編著(2012)『これだけはおさえたい!保育者のための子どもの保健II』創成社 | ||
参考文献 |
鈴木美枝子編著『これだけはおさえたい!保育者のための子どもの保健I(第3版)』創成社 2015 櫻井淑男 編著 『救急隊員のための小児救急 動画でわかる手技・ツール・アセスメントのすべて』 メディカ出版 2010田中哲郎 著 『保育園における事故防止と安全管理』 日本小児医事社 2011 | ||
授業方法 |
授業概要 | 授業の概要 本講義では、子どもの成長・発達に伴う、子どもならではの傷病やその対応予防策、障がいや疾病に関する基礎知識及び対応方法を学習・演習する。現代の保育環境の変化から、さまざまな疾病や障がいを持つ子どもが入園してくる。子ども特有の疾患や感染症等の基礎知識を有することは、子どもを預かる保育者に必要な基礎知識となる。また、保育者として必要である養護行動や、子どもの疾病や事故の応急処置等の技術演習を通して、保育者に必要な技術を身につける。講義では知識の定着や他者とのディスカッションの経験のために、積極的なアクティブラーニングを行う。 到達目標 ①各講義の要点をまとめ、リアクションペーパーに記載することができる(評価1) ②グループディスカッションで自身の意見を発表することができる(評価2) ③子どもの疾病や異常症状を理解できる(評価4) ④子どもの平常状態の確認や疾病や事故、異常症状への対処法について実践することができる(評価4) ⑤子どもの事故や応急処置に対して、適切な方法を調べ記載することができる(評価3) |
---|
授業計画01 | 授業計画 |
---|
1 | 本講義の概要(受講上の諸注意含む)と目的・子どもの病気と異常の概論 | ||
---|---|---|---|
2 | 子どもの健康状態を把握するフィジカルアセスメントとその方法 | ||
3 | 子どもの異常症状:発熱・咳・腹痛・下痢(または便秘)・嘔吐・けいれん・熱中症・外傷・打撲等突発的な症状 | ||
4 | 子どもの異常症状:心配蘇生法・気道内異物除去の機序と方法 バイタルサインの測定・小児の心肺停止時のCPR法 演習 |
||
5 | アレルギー・アナフィラキシーショック(エピペンの使い方)・う蝕 |
||
6 | 皮膚の病気(アレルギー・あせも・オムツかぶれ・乳児湿疹等)の特徴と対処 | ||
7 | 子どもの精神状態・心の問題:子どもの精神状況や疾患(ADHD・うつ・チック症) | ||
8 | 子どもに起こりやすい事故や症状の応急手当について 演習 | ||
9 | 先天性循環器疾患・呼吸器疾患の特徴と対処 | ||
10 | 母子保健と地域連携:子どもにかかわる地域ネットワークや他職種との連携・協働 障がいを持つ子どもと家族への関わり:障がいの概念と個別性に応じた家族への関わりについて |
||
11 | 災害から子どもを守る | ||
12 | 日常に必要な養護:沐浴・入浴方法 講義/演習 | ||
13 | 子どもに関する「保健知識」を子どもに伝える 演習(1/2) | ||
14 | 子どもに関する「保健知識」を子どもに伝える 演習(2/2) | ||
15 | 事故や怪我の応急処置:ハチ刺症・溺水・アナフィラキシーショックへの応急処置 |
注意事項等 | 1.講義は学生の理解を促す目的で、グループワークを積極的に行う / 2.レポート課題/実技試験の、片方/両方を提出または出席しない場合、基準点に達していても不可とする / 3.演習日は演習するにふさわしい身だしなみ(頭髪、爪、化粧等)でのぞむこと |
---|