学部学科 | 仏教学専攻 | ||
---|---|---|---|
科目種別 | 専門教育科目 | ||
科目名 | ケアの心理学Ⅱ | ||
担当教員 | 成瀬 智仁 | ||
単位 | 2 | ||
開講時期 | 秋学期 | ||
成績評価の基準 | レポート課題 20%、発表 20%、定期試験 60% | ||
教科書 | 特に指定しません。 | ||
参考文献 | ミルトン・メイヤロフ『ケアの本質』有斐閣選書 渡辺俊之『ケアの心理』ベスト新書 アンドリュー・ニューバーグ、マーク・ロバート・ウォルドマン『心をつなげる』東洋出版 キューブラー・ロス『死ぬ瞬間 死とその過程について』中公文庫、『 ライフ・レッスン』角川文庫 | ||
授業方法 |
授業概要 | 現代社会は複雑に進化していますが、明るい希望のある社会に発展してきただけではありません。発展の陰では社会のひずみが生じ、その中で人々の心や身体をケアする重要性がますます大きくなってきています。ケアの対象やケアの場面は様々に広がっており、一つの分野だけで考えることは難しくなっています。また、ケアにかかわるときにはケアされる人の心と同時に、ケアする人の心に起こる感情も理解しなければなりません。この講義では『このような時にはこうすればよい』といった『How to』ではなく、『このような時にはこう考えられる。しかし、こうも考えられる』といった多様な視点を持ち、人の生にかかわる深い理解と考察のなかから人々がお互いに支え合い、成長出来るようになることを目標とします。 |
---|
授業計画01 | 授業計画 |
---|
1 | オリエンテーション-ケアとは? | ||
---|---|---|---|
2 | ビデオ鑑賞:『私の中のあなた』1 ※レポート課題を出します。 |
||
3 | ビデオ鑑賞:『私の中のあなた』2 ケアされ、ケアする家族の心理と、ケアにかかわる様々な人達との関係や、それぞれの人達が抱えている課題を考察する。 |
||
4 | ケアする側の心理Ⅰ-ケアをする時に生じる正の感情 | ||
5 | ケアする側の心理Ⅱ-ケアをする時に生じる負の感情 | ||
6 | ケアを受ける側の心理Ⅰ-喪失体験と心理的葛藤 | ||
7 | ケアを受ける側の心理Ⅱ-ケアを受ける時に生じる正の感情 | ||
8 | ケアを受ける側の心理Ⅲ-ケアを受ける時に生じる負の感情 | ||
9 | 老い-身体的衰えと認知症のケア | ||
10 | 障害、難病のケア | ||
11 | 虐待、愛着障害と心のケア | ||
12 | ビデオ鑑賞: 『I am Samアイ・アム・サム』1 ※レポート課題を出します。 |
||
13 | ビデオ鑑賞: 『I am Samアイ・アム・サム』2 人々がお互いに支えあい、ケアをすることとは何か考える。 |
||
14 | 発達障害とケア |
||
15 | 臨死者の心理:キューブラー・ロス / シシリー・ソーンダース 「ケアすること」「ケアされること」のまとめ |
注意事項等 | 基礎学習の為に、春学期開講の「ケアの心理学Ⅰ」も合わせて受講して下さい。なお、「ケアの心理学Ⅱ」ではケアの場面で生じうる心理的様相に重点を置いて講義します。「ケアの心理学Ⅰ」を履修されていない方については履修を認めない場合もあります。事前に担当教員に相談してください。 備考:この科目は実務経験のある教員等による授業科目である |
---|