学部学科 | 仏教学専攻 | ||
---|---|---|---|
科目種別 | 基礎教育科目 | ||
科目名 | くらしと経済Ⅰ | ||
担当教員 | 藤田 和孝 | ||
単位 | 2 | ||
開講時期 | 春学期 | ||
成績評価の基準 | 期末試験80%,平常点(授業への取り組み姿勢) 20% | ||
教科書 | 使用しない。 | ||
参考文献 | 伊藤元重『ゼミナール現代経済入門』日本経済新聞出版社 崔相鐵・岸本徹也編『1からの流通システム』中央経済社,2018 ダグ・スティーブンス『小売再生』プレジデント社 ナタリー・バーグ, ミヤ・ナイツ他『amazon「帝国」との共存』2019 横田増生『潜入ルポ amazon帝国』小学館,2019 | ||
授業方法 |
授業概要 | 流通業・小売業は,私たち消費者にとって身近な存在です。流通業で起きている変化は,日本経済の縮図であるともいえます。高度経済成長,バブルの形成と崩壊,情報技術の革新,グローバル化に進展,デフレ経済,少子高齢化などに流通業は対応するかたちで,その仕組みを変え発展を続けてきましたし,これからも変わっていきます。 本講義では,流通のしくみを理解し,流通業が日本経済の変化にどのように対処に,問題をどのように乗り越えていくのかを見極める力を養ってもらいます。流通業の動きを理解すれは日本経済が向かう方向が見えるかもしれません。後半は,ネット通販の行方,近未来の流通・消費経済について考えていく。 |
---|
授業計画01 | 授業計画 |
---|
1 | 百貨店,商店街の時代からショッピングモール,コンビニ,ネット通販の時代まで,日本経済における流通の位置づけを考える。 | ||
---|---|---|---|
2 | 問屋機能の喪失と再編,1970年代の流通革命と現在の卸売業の役割 | ||
3 | 総合スーパー(GMS)の時代があったこと。ショッピングセンター(SC)の現状と近未来について考える。国内にある外資系スーパー,アジア諸国に進出しているスーパーについても見ていく。 | ||
4 | 流通業のブランド戦略を考える。プライベートブランド(PB)とは何か,総合スーパーのPB,コンビニのPB,百貨店のPBなど | ||
5 | 食品スーパーの歴史,現状,戦略について。 | ||
6 | ホームセンターとドラッグストア 今後,注目される流通業は,いま何を考えているのか。ネット通販について考える前に目の前にある小売店に目を向けてみよう。 |
||
7 | 小売価格の決まり方 ディスカウントストアの価格はどのように決めているのか。VTRを見て考えてもらう。 |
||
8 | 現在の小売業の主役であるコンビニについて,過去から順番に見ていく。VTRも見る。 | ||
9 | コンビニエンスストア(CVS)のマーチャンダイジング コンビニの経営戦略。コンビニの現状と新たな動き,未来のコンビニ。 |
||
10 | 情報戦略と商品開発-ビックデータ活用の可能性- AI時代の流通のカタチについて考える。 |
||
11 | 製造小売(SPA)-メーカーから小売業まで- ユニクロ,ニトリはなぜ安いのか? |
||
12 | 物流が流通業の形態を変える ネット通販を支える物流について。 |
||
13 | ネット通販とリアル店舗 最先端のネット通販の現状,リアルの店舗はなくなるのか。 |
||
14 | アマゾンとウォルマート アマゾンは,どこまで行くのか。これからのネット通販について考える。 |
||
15 | ポストGAFAの新興勢は,流通・消費経済をどのように変えていくのか。 |
注意事項等 | 問題意識を持って,授業に参加してほしい。新聞記事やテレビのニュース,または日常生活の中に多くの考えるヒントがあります。授業中,気になったことは質問してほしい。みんなで議論しながら進めていきます。 |
---|